スキル見合いという悪習
業務委託などの形式で仕事を募集している会社などをみていると、報酬の欄に「スキル見合い」と書かれているのをみることが稀にある。
スキル見合いとは要するにその人のスキルに合わせて報酬を決めて契約するということだ。
では、そのスキルとはどうやって判定するのだろうか。
だいたいの場合では、募集をしている企業側の担当者の主観で決められることが多いのではないだろうか。
業務委託という性質上、面接に近い厳密なコーディングテストを実施することは難しいはずだ。
業務を委託しなくてはならないくらいなので、スキルを判定することができる人材もそこまで揃っていないケースも多い感じはする。
では、どうしていくべきだろうか。
「スキル見合い」という誰も幸せにならないやり方を捨て、まずはどれくらいの金額であればその業務が気持ちよくできそうか提示してみよう。
もし金額が合わなければそこで終わってしまうかもしれないが、業務の内容を調整したり、金額を交渉したりそれぞれが歩み寄ることが大切だと思う。
企業側にだけ都合の良いやり方は捨て、仕事を請ける側も気持ちの良い習慣が根付くことを願う。